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20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
ブドウ栽培は、JAS有機でも使用が認められているボルドー液と呼ばれる農薬も使用せず、完全無農薬を実践しています(未認証)。また、化学肥料も使用していません。
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『KANPAI 2024』
武蔵ワイナリーのある埼玉県小川町には、乾杯には地元産の地酒や飲み物で、という「乾杯条例」があります。
その最初の1杯にふさわしいワインを、と造られたのがこちらの小公子微発泡ワインです。
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その年の栽培は、天候がどうだったから良かったとか、厳しい年だったとか、天候が印象に残るのですが、天候よりもアライグマに完敗の年でした。
小公子は間違いなく 1t以上アライグマに奉納することになり、もういっそのことラベルにしてしまいました。2024 年は雨が少なく暑い夏で、ブドウにとっては良い気象条件だった気がします。
平均糖度は 23~24 度となり、最高水準の 2020に近づきました。
2024 年の仕込みも除梗せず全房仕込に。除梗しない分、苦味や渋みを感じ、酸味を和らげる効果もあります。
それと、発酵時の最高温度は 30°C超、醸し期間は一次発酵収束までの 8 日間、2023 年同様、果皮の色素を抽出する方向にし、小公子の個性を引き出しました。
これまで同様、ぶどう以外の物質を一切使用せず、無濾過・無清澄にて仕上げています。
このワインは熟成期間を取らずに飲めるよう、発泡性に仕上げおり、冷やしても常温でも楽しめます。
武蔵ワイナリーの小公子のワインで、唯一冷やして飲めるワインとも言えます。
今年の発泡性は理想的で、非常に良い仕上がりです。貯蔵期間は約 1 か月と短期間ですが、瓶詰め直前までおり引きをせず、シュールリー(おりの上という意味)製法により旨味を引き出しています。
ワインの印象は完熟したカシスやブラックベリー、ラズベリー、さらにアプリコットやプラムの様なフレッシュ感もあり、余韻も長く後を引きます。
泡まで鮮やかな赤紫になり、非常に色素が濃いですが、嫌味を全く感じません。発泡性が昨年より強い分、ライトな印象を持つ方もいるかもしれません。
料理との相性は、中華料理やイタリアン、揚げ物などとの相性は抜群です。
繊細な料理には冷やしてあっさりと、こってりした料理には常温で合わせることをおすすめします。
武蔵ワイナリーの他のワイン同様、相性の悪いものを見つける方が難しいと思われます。日常的に飲めて、何にでも合わせられる万能ワインだと思います。
KANPAI2024 は、フルボトル 1,080 本、ハーフボトル 934 本と、アライグマのおかげで生産本数を減らすことになってしまいました。
しかし、昨年に引き続きバランスの良いワインになり、2 年連続で過去最高の出来だと思います。
今飲んでも十分旨いですが、5 年後、10 年後はどの様に変化してくれるのか、試したくなるワインです。
ラベルのアライグマは、フランス在住のシェフ兼絵描き、村中誠さんの作品で、私が無理を言って描いてもらったものです。
武蔵ワイナリー株式会社 代表取締役・醸造責任者 福島有造
原材料名 ぶどう(埼玉県比企郡小川町産)
品種 小公子100%
製造者 武蔵ワイナリー株式会社
埼玉県比企郡小川町高谷104-1
酵母 天然酵母
内容量 750ml
アルコール分 13%
※田舎式発泡性ワインです。よく冷やしてから開栓してください。
※この商品はお酒です。
※20歳以上であることを確認出来ない場合は販売致しません。