20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
シードル製造は今回が 2 回目、昨年とは製造方法を全く変え、発酵を途中で止めない様に初めに圧搾して液体のみで発酵させる、いわば白ワインの製造工程の様に造ることにしました。
ちなみに Cidre2020 は、皮や種ごと発酵させる、いわば赤ワインの製造工程でしたが、ブドウと違い圧搾時に濾布を使うため、酵母が搾りかすの方に行ってしまい発酵が一旦止まります。その際に乳酸菌など、他の菌が優勢になると思わぬ方向に行ってしまう危険性があります。実際に 2020 は酸がやや強めになり、この手法は運任せと言わざるを得ません。
そこで、Cidre2021 は果汁を絞ってから発酵させる一般的な造りを試し、2020 との対比から今後の造り方の方向性を見出そうと考えました。一般的とは言え、もちろん酵母や亜硫酸塩の添加など一切せず、りんごのみで造っています。また、りんごの旨味を残すためにあえてにごりシードルにしました。そして、この造りを行ったことで、いろいろと得るものがあり、来年はどの様に造れば良いかが見えてきました。
りんごの栽培は、ブドウ以上に難しいとも言われていますが、それを無肥料減農薬栽培にて行っている「自然農法園プラムの郷」より購入させて頂き、今回も究極のナチュラルシードルを製造する事が出来ました!
発泡性はやや控え目で、吹き出す心配は無さそうです。静置した状態では、最初はクリアーですが、だんだん濁ってきます。味の変化も楽しんでください。最初の印象はレモンや洋ナシ、白桃、後半はそれに加え、はちみつの印象を受けます。料理との相性は、和食全般、ガレット、塩とんかつ(ソースではない)、カレー、ごま豆腐、すきやき、などとの相性が良さそうです。ビールの代わりにもなりそうです。どちらかと言えばあっさりした味付けのものが良さそうです。オーソドックスに造りましたので、万人受けする飲みやすいシードルに仕上がっています。今年のシードルは飲みやすいのが特徴です。
Cidre2021 は、フルボトル 825 本、ハーフボトル 851 本となっています。武蔵ワイナリーのナチュラルシードルを是非ともお試しください!
武蔵ワイナリー株式会社 代表取締役・醸造責任者 福島有造
原材料:りんご(群馬県吾妻郡東吾妻町産)
ふじ79% ぐんま名月21%
酵母 : 天然酵母
アルコール : 6%
無肥料・野生酵母使用・亜硫酸塩無添加・補糖補酸なし
※現在販売中のCidre2020 750mlは、販売在庫がなくなり次第ネット販売を終了します。飲み比べなど、お早めにどうぞ!