20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
当社は JAS 有機で認められたボルドー液すら使用していない完全無農薬栽培を実践しており、その様なブドウは日本に1%も存在していません。醸造においてはブドウ以外何も添加していません。
特に多くのワイナリーではブドウの糖度が足りない際に砂糖の添加(補糖)を行っていますが、自社ワインにおいて補糖を自主的に禁止し、品質向上に務めています。
『動かざること山ソービニオン小公子 2020』
ヤマソービニオンと小公子の組み合わせのワインは 2018 ヴィンテージ以来となります。
ヤマブドウ交配種同士の混醸。力強い小公子と意外と繊細で淡い色彩のヤマ・ソービニオンはお互いの長所が引き出され、単一品種でのワインよりも複雑な奥行きがあります。
2020年は小公子が史上最高のグレイトヴィンテージとなりましたが、ヤマソービニオンは残念ながら予期せぬ虫害に遭い、あろうことか熟期に葉が枯れ、ぶどうの糖度が上がらないという事態に陥ってしまいました。
それでもそのまま収獲して補糖してワインにすれば楽だと思いますが、武蔵ワイナリーはそんな手抜きをしません。
対策として熟度を上げるために収穫時期を 1 か月近く遅らせ、さらにステンレスタンク熟成の遅摘み小公子も追加しアッサンブラージュにより最終調整を行い、無事にしっかりと美味しさを引き出すことに成功しました。
2020年ヴィンテージの中でも、果実味と複雑味のバランスが非常に良い美味しいワインです。
貯蔵はヤマソービニオンと小公子の混醸も、遅摘み小公子も、ステンレスタンクにており引きせず約 2 年熟成させています(シュールリー製法)。
これまで同様、この仕込に関しても、ブドウ以外の物質を一切使用しませんでした。貯蔵時にはステンレスタンクの空尺を埋めるために二酸化炭素を使用し、瓶詰め時には不活性のアルゴンガスを使用しました。亜硫酸塩を添加していない為、貯蔵、瓶詰めには品質保持に気を使っています。
このワインは現在すでに美味しく飲める状態に仕上げていますが、ヤマソービニオンの酸が年々まろやかになることが予想され、5 年後 10 年後はさらに旨いワインになるものと思います。
カシスやダークチェリー、干しイチジクの味わいの中に、レモン、ライム、グレープフルーツの様な酸味も感じられ、複雑で楽しいワインに仕上がっています。
ワインの色はガーネット色で年数以上の熟成感が出ています。料理との相性は、幅広く、一般的な赤ワインの合う料理はもちろんのこと、お寿司などの和食、揚げ物など脂っこいものも良く合うと思います。
2020 ヴィンテージ共通ですが、合わない料理を見つけるのが難しいです。
武蔵ワイナリーのワインは、名称は同じでもヴィンテージの違いで味わいが異なります。
また、より良いワインを造りたいと試行錯誤を繰り返しており、ブドウの質も毎年違うので、同じになるはずがありません。
武蔵ワイナリー株式会社 代表取締役・醸造責任者 福島有造
原材料名 ぶどう(埼玉県比企郡小川町産)
品種 小公子63% ヤマ・ソービニオン37%
製造者 武蔵ワイナリー株式会社
埼玉県比企郡小川町高谷104-1
酵母 天然酵母
内容量 375ml
アルコール分 12%
※この商品はお酒です。
※20歳以上であることを確認出来ない場合は販売致しません。